新着情報[生命環境化学専攻]宮元研究室1年『2021年度 物理化学インターカレッジセミナー兼 日本油化学会界面科学部会九州地区講演会』「優秀口頭発表賞」受賞
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2022.02.01
修士課程生命環境化学専攻1年宮元研究室の学生が2022年1月7日(金)オンラインにて開催された『2021年度 物理化学インターカレッジセミナー兼日本油化学会界面科学部会 九州地区講演会』において、「優秀口頭発表賞」を受賞しました。テーマは「長鎖アルキルアンモニウムの導入による単分散ナノシート積層型ファイバーの安定化」です。
この学生は高校時代より材料、素材の分野の研究に興味を持っており、宮元研究室でのナノシートに関する研究は大変なことも多いがとてもやりがいがあるとの事です。研究室でのディスカッションがプレゼン力の向上にもつながっています。
この学生は高校時代より材料、素材の分野の研究に興味を持っており、宮元研究室でのナノシートに関する研究は大変なことも多いがとてもやりがいがあるとの事です。研究室でのディスカッションがプレゼン力の向上にもつながっています。
「長鎖アルキルアンモニウムの導入による単分散ナノシート積層型ファイバーの安定化」
層状結晶の剥離によって得られるナノシートは非常に高いアスペクト比を有しているが、そのコロイドは低い濃度範囲において液晶相を示す。しかしながらナノシートは粒径、形状が不均一であるため、液晶相や複合構造を精密に設計することは困難であった。そこで我々は最近、粒径と形状が均一な「単分散ナノシート」をボトムアップ法によって合成し、その組織化を検討したところ、ナノシートが積層してひも状に連なった一次元のナノシート積層カラムが可逆的に形成されることを見出した。しかし、このナノシート積層カラムは高濃度のアルキルアンモニウムがコロイド中で共存する状況でのみ安定に存在しており、アルキルアンモニウムを除去すると解離してしまう。
そこで本研究では、ナノシート積層カラムの層間に長鎖アルキルアンモニウムを導入することによる、ナノシート積層カラムの安定化を試みた。