新着情報FIT-SDGsプロジェクト講演会「SDGs×防災 女性目線!みんなに優しい忘災とは?」を実施しました

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2024.07.24
6月28日(金)、防災・安心プランナーとしてメディアでもご活躍され、3度の大災害を経験されている「しほママ」こと柳原志保氏を講師としてお招きし、FIT-SDGsプロジェクト講演会『SDGs×防災 女性目線!みんなに優しい忘災とは?』を開催しました。本講演会では、“災いを忘れない”という視点から、実体験をもとにすぐにでも役に立つ防災についての知識や情報を、歌を交えて楽しく学べる体験型にて、SDGsのゴールテーマとも関連させながらご講演いただき、学生23名、教職員18名の計41名が参加しました。また参加ノベルティとして、「しほママ」共同開発の非常用トイレがプレゼントされました。
FIT-SDGsプロジェクトリーダーである電気工学科 田島大輔教授からの紹介の後、歌いながら登場された「しほママ」こと柳原志保氏。講演に先立ち、経歴等について自己紹介がありました。
柳原氏は宮城県のご出身で、2011年「東日本大震災」の際自宅が大規模半壊し、2児を連れて2週間の避難所生活を送られました。翌年熊本へ移住され防災士の資格を取得されましたが、その後2016年「熊本地震」、2020年「令和2年7月豪雨」を経験されました。全国的に女性の割合が少ないとされる防災の分野ですが、熊本県の防災会議に3年前からメンバーとして参画されるほか、数々のパネリストや委員としても活動され、誰もが安心して暮らせる地域を目指して「歌う防災士」としてメディアでも活躍されています。
災害を防ぐ「防災」は完璧や正解は難しいが、備えることで心にゆとりが生まれ周りに優しくなれるので、本日の講演では一人一人ができることを考え、知識をつけて、地域の人や周りに優しくなれるようになってほしいと伝えられました。
講演では、命を守るという観点から、地震や水害への備えや、大雨の際の車での避難の注意点、車中泊のコツやポイントなどについて実体験や歌を交えながら説明いただきました。また、災害時は皆が被災者であり、避難所運営は行政だけに頼るのではなく、皆の力で行うという考えが大切であることなどが語られ、最後には“防災力は人間力を育む、いつもの習慣がもしもの時に役に立つ、助けてもらう側から助ける側へ、できることから行動へ”との力強いメッセージが送られ締めくくられました。
今回の講演ではリアルな体験談を伺い、さまざまな知識やアイディアを楽しく得ることができ、防災やその考え方について自分事として捉えるよい機会となりました。
※本件の詳細はこちらをご覧ください https://oped.fit.ac.jp/news/124/detail

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