新着情報[大学院]【半導体人材育成】株式会社共和電業との懇談会を実施

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2024.09.09
9月3日(火)に、株式会社共和電業様と本学教職員との企業懇談会を実施しました。本年度のテーマは、「ミニマルファブによる半導体センサの製造と半導体教育への展開の可能性」であり、近年、日本国内において急速にニーズが高まっている“半導体人材”を育成するにあたって、本学が社会の要請に応える人材を輩出するにはどうしたらよいかが議論されました。共和電業様からは、技術本部商品開発部部長の兼平光隆様、技術本部商品開発部先行開発グループ課長の加藤博臣様、ならびに、副主幹の本間良和様にご講師を務めていただき、同社が産業技術総合研究所と協力して研究開発を進められてきたミニマルファブとそれを使ったMEMSの設計・製造、ならびに、半導体教育への可能性についてご講話いただきました。本学からは、大学院の両研究科長、9専攻主任、ならびに、4名の職員が参加し、今後の半導体教育への展開について勉強させていただきました。
福岡工業大学では、本企業懇談会でお教えいただいた内容を基に教育改善を行っていくことで、今後大きな成長が期待される半導体分野へ、より優秀な学生を輩出できるよう努めてまいります。
ミニマルファブとは?
2008年に産業技術総合研究所が「究極の多品種少量生産」を目指したコンセプトを提案した半導体生産システムであり、0.5インチ小径ウェハを使って工程ごとに独立した装置を並べて生産システムの構築を行います。局所クリーン化技術により、クリーンルーム不要を実現している点が最大の特長です。共和電業においては、ミニマルファブでMEMSによる製品づくりの体制構築に取り組んでおり、将来的には無線機能を備えた小型IoTモジュールなどの製品化につなげていく見込みです。
■株式会社共和電業:

株式会社共和電業(きょうわでんぎょう)は、1949年に東京都新宿区に株式会社共和無線研究所として設立された、東京都調布市に本社を置く計測機器製造メーカーです。株式会社共和電業は、「ひずみゲージ」を日本で最初(1951年)に商品化しています。75余年に及ぶ豊富な経験と技術をもとに、多くの種類の高性能ひずみゲージや、ひずみゲージを検出素子に用いたセンサ、測定器、システムを製造しており、それらは主に「自動車試験分野」、「運輸・交通インフラ分野」、「環境・防災インフラ分野」、「工業計測分野」で使われています。同社は、東証スタンダード上場企業であり、主力製品であるひずみゲージとその応用計測器は国内シェア40%を誇っています。株式会社共和電業と本学は、2024年3月に包括連携協定を結んでいます。

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