新着情報一般社団法人 日本産業技術教育学会『日本産業技術教育学会学会賞・優秀実践事例賞』受賞

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2024.09.25

情報工学部 情報システム工学科 下戸 健准教授,附属城東高校 青木 未春講師『日本産業技術教育学会学会賞・優秀実践事例賞』受賞

情報工学部情報システム工学科 下戸健准教授と附属城東高校 青木未春講師は、北九州市立折尾中学校教師 千々和真美佳さん(下戸研究室2023年度卒)、情報システム工学専攻2年の学生と共に、2024年8月17・18日に開催された日本産業技術教育学会第67回全国大会において、「日本産業技術教育学会学会賞・優秀実践事例賞」を受賞しました。
この賞は、技術教育に関して特に優れた実践をなし、その実践を同会実践事例書籍に発表した者に与えられます。今回受賞対象となった実践タイトルは「課題解決能力・創造性の育成を図るDroneを題材とした教材開発と授業実践」
であり、「テクノロジーとエンジニアリングの教室」第3巻2023(ISBN:4990239547)に掲載されています。
下戸准教授は主に、九州大学や佐賀大学の医学部と連携した医工連携研究を行っていますが、福岡教育大学と連携した教工連携研究や、高大連携、地域貢献であるi-STEM教育活動も積極的に行っています。受賞した技術教育は、青木講師担当の正課授業「課題研究」においてi-STEM教育の一環として実践されました。
千々和真美佳さんは在学中、教職課程を履修し、3年次からi-STEM教育活動の中で授業実践を行っていました。卒業研究も教工連携に関するもので、卒業後すぐに北九州市立折尾中学校で教職に従事しています。千々和さんは在学中のi-STEM教育研究活動によって、今日の教育で求められる、生徒が教科横断的な課題を発見・探究する力を身につけさせるのに十分な指導力を形成することができています。
下戸准教授は、「この受賞は生徒・学生一人ひとりの成長と可能性を大切にして実施した結果であり、今後も専門の研究を探究していくと同時に、生徒・学生の未来を切り拓く教育研究をしていきたい」と語りました。
『i-STEM』は、本学独自の造語であり、STEM教育にInformation(情報)を加えたもので、その一環である高大連携課題研究で使われました。大学の内容や研究内容を盛り込んだ教材と授業内容にし、専門知識を持った大学生と高校生が交流することで、教員だけでは生み出せない教育効果が期待されます。2024年度からはArt/Arts(芸術/教養)が加わった『i-STEAM』に発展し実施されています。

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