新着情報[生命環境化学専攻]久保研究室 一般社団法人 資源・素材学会「資源・素材塾2024」海外研修(オーストラリア)に学生が参加しました

トピックス
2024.10.16
一般社団法人 資源・素材学会では、全国の大学や大学院で資源・素材分野を学ぶ学生を対象に、金属鉱物の開発から非鉄金属の製・精錬、素材の製造、リサイクル、環境保全、資源経済までを学ぶ合宿講座を8月下旬に、9月には国内外での研修も行う「資源・素材塾」を開催しています。全国の優秀な学生が参加するこのプログラムに本学生命環境化学専攻1年生3名が参加しました。また、参加者全体から選ばれた9名のみ(東京大学・京都大学・九州大学 他)が参加するオーストラリアでの海外研修プログラムに、久保研究室の学生が選抜され、参加しました。
プログラムは10日間の行程で行われ、オーストラリア ニューサウスウェールズ州のパークスにあるNorthparkes鉱山、シングルトンのRix‘s Creek Coal鉱山、Bulga Coal鉱山などを訪問しました。参加者は“露天掘り“と呼ばれる石炭の採掘現場や現地の環境対策、作業の安全対策について学びました。また、Coal Industry Centreでは、オーストラリアにおける石炭産業や炭鉱の坑内での採掘方法についての講義を受け、貿易、発電、雇用などの多角的な視点から石炭産業ついての理解を深めました。
日本帰着後には、参加者で協働してプレゼン資料を作成し、協賛や後援していただいた様々な企業の担当者に向け、成果報告を行いました。
海外研修に参加した学生は久保研究室にてクリーンエネルギーの普及を目指し、石炭を使用せず、アンモニウム塩を用いて二酸化炭素を排出しない製鉄プロセスの研究を行っています。研究では石炭の代替物を使用していますが、石炭について詳しく学んでこそ、この研究も成り立つと考え、研修に参加しました。
研修では大規模な露天掘りや選炭技術を実際に目にし、学ぶ貴重な機会を得ました。どこの炭鉱でもクリーンエネルギーへの転換に対して、少しでも需要がある限り操業を続けるといった強い意志が見え、今行っている研究も同様に強い意志をもって進めるべきだと再確認できたとのことです。また、英語圏に身を置いて意識・能力の高い学生たちと共に学ぶことができ、多くのことを吸収して素晴らしい仲間にも恵まれる機会となったと話しました。

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