新着情報2024年度 FIT教育賞 表彰式を行いました
4月23日(水)に、2024年度のFIT教育賞の表彰式が行われました。2024年度は学生、教職員による投票のもと、「グッドプラクティス部門」と「実践力育成部門」の選考が行われ、以下の4名がFIT教育賞を受賞しました。受賞者には、村山学長より表彰状および副賞が授与され、教育への貢献についての謝辞と今後も教育改善に取り組んでほしいとの期待が述べられました。また、受賞者から教育研究への思い、今後の抱負等が述べられました。
■グッドプラクティス部門
<学生の主体性を引き出す工夫の実施> 受賞者:情報工学科 正代 隆義 教授
正代教授は学生からの推薦数が最も多く、その推薦理由として、「授業の中で学生の考える力を引き出してくれる工夫がある、授業での解説が丁寧でわかりやすい、学生のために様々なことに取り組んでくれている。」などが挙げられ、学生の学びに対して積極的に取り組むきっかけを提供しています。さらに、授業アンケートからも、各授業のポイントを次回の振り返りで説明してくれること、毎回、課題や理解度テストを行ってくれ、その解説がわかりやすく知識の定着につながったとのコメントがあり、学生の学びへの意欲向上に大きく貢献されています。
<社会とのつながりを育む教育活動>受賞者:情報マネジメント学科 木村 富也 准教授
木村准教授は、学生からの推薦理由として「企業の選択の仕方や企業講話などの指導があり、将来どのような道に進みたいかを具体的に考えるきっかけになった。」などが挙げられ、大学と社会のつながりを考えるきっかけを提供しています。さらに、学生の学習意欲や卒業後の進路を意識させる取組の中に、PBLを含む授業の実施やグローバル教育の向上も積極的に行っており、学生の「グローバルマインドセット」を構成する能力の向上に取り組まれ、学生の成長に大きく貢献されています。
<教育手法のDX推進>受賞者:電気工学科 北﨑 訓 准教授
北﨑准教授は、学生からの推薦理由として「電気回路の授業がe-learningを活用されており勉強の効率が上がりわかり易かった、e-learningシステムにより基礎内容の復習や課題提出、個別の学習の進捗状況の確認ができ、主体的な学習につながっているため。」などが挙げられ、授業におけるe-learningの活用が学生の主体的な学びと知識の定着に寄与しています。さらに、担当授業での学習状況をメタ認知することによる効果を検証する取組を行っていることがIRWG※で紹介され、FIT-moodleを活用した学生の学習成果の可視化とIRを活用した授業改善に大きく貢献されています。
※教学IRWGでは、学修の成果、評価に関するデータの収集および分析を行い、その結果をもとに教育改善について検討を行っています。
■実践力育成部門
<取組:明新科技大学研修プログラム>受賞者:電子情報工学科 松木 裕二 教授
本取組は、学生からの推薦理由として、「半導体技術の基礎から応用までを学ぶ機会だけでなく、現地での異文化交流などを通じて、学生が国際的な視野を広げる経験となったこと、実際に半導体企業を訪問して最先端の技術を学び、最前線で活躍する教員から講義を受けることで、技術者としての具体的イメージを掴むことができたこと、現地学生との交流を通じて言語や文化への理解を深められたこと、将来的には長期留学に繋がる取組でもあり、半導体に関する資格取得に関する見学や説明を受けられたこと」などが挙げられました。