新着情報株式会社共和電業による「ひずみゲージ」技術講習を実施しました
トピックス
2025.08.22
2025年8月6日(水)、本学において、株式会社共和電業様による「ひずみゲージ技術講習会」を開催しました。本講習会は、昨年度に引き続き2回目の開催となります。当日は、昨年に引き続き、株式会社共和電業営業技術部エキスパートの古川博章様を講師としてお迎えし、本学工学部生命環境化学科を卒業された福岡営業所の柴田龍様に、接着・静ひずみ測定実習サポートをご担当いただきました。講習会には、本学の学生、ならびに、教職員18名が参加し、以下の内容について、ひずみゲージの貼り付けから測定に至る一連の流れをご指導いただきました。①ひずみゲージおよび応力測定の基礎、②接着手順および接着剤に関する説明、③ひずみゲージの種類とコーティング、④センサ、測定機器の紹介および適用事例、⑤静ひずみに関する荷重試験と試験値の検証、⑥質疑応答。参加した学生の多くが、卒業研究や特別研究において関連するデバイスを取り扱っていることから、質疑応答の時間には多くの質問が寄せられ、活発な意見交換が行われました。本講習会でご指導いただいた内容が、学生の研究活動のさらなる発展につながることを期待しています。
ひずみゲージとは?
物体が元の形を保とうとする力を「応力」といいます。様々な大きさ、形状、材質の機器や構造物の強度を知る上での目安となる応力の測定は、十分な強度や安全性の確保の面で欠くことができません。 この応力測定に最も確実かつ実用的な手段として使用されているのがひずみゲージです。「ひずみ」とは材料に加わる外力に比例して材料が伸びたり縮んだりする変形の量のことで、このひずみを電気信号として検出するセンサがひずみゲージです。
共和電業の「赤いフェルトのついたひずみゲージ K-1型」は、一般社団法人 日本機械学会が選考する”機械遺産”として認定されています。
物体が元の形を保とうとする力を「応力」といいます。様々な大きさ、形状、材質の機器や構造物の強度を知る上での目安となる応力の測定は、十分な強度や安全性の確保の面で欠くことができません。 この応力測定に最も確実かつ実用的な手段として使用されているのがひずみゲージです。「ひずみ」とは材料に加わる外力に比例して材料が伸びたり縮んだりする変形の量のことで、このひずみを電気信号として検出するセンサがひずみゲージです。
共和電業の「赤いフェルトのついたひずみゲージ K-1型」は、一般社団法人 日本機械学会が選考する”機械遺産”として認定されています。
■株式会社共和電業:
株式会社共和電業(きょうわでんぎょう)は、1949年に東京都新宿区に株式会社共和無線研究所として設立された、東京都調布市に本社を置く計測機器製造メーカーです。株式会社共和電業は、「ひずみゲージ」を日本で最初(1951年)に商品化しています。75余年に及ぶ豊富な経験と技術をもとに、多くの種類の高性能ひずみゲージや、ひずみゲージを検出素子に用いたセンサ、測定器、システムを製造しており、それらは主に「自動車試験分野」、「運輸・交通インフラ分野」、「環境・防災インフラ分野」、「工業計測分野」で使われています。同社は、主力製品であるひずみゲージとその応用計測器は国内シェア40%を誇っています。また、同社は2025年から2027年までの3年間を計画期間とする中期経営計画「KYOWA Vision 2027」を発表し、経営ビジョン「計測を通じ、お客様と共に社会と人の安全を実現し、安心な未来をつくる」の実現を目指しています。