新着情報[システムマネジメント学科]前原研究室 一般社団法人電気学会U-21学生研究発表会「奨励賞」受賞

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2026.04.21
2026年2月28日(土)にオンラインにて開催された「一般社団法人電気学会U-21学生研究発表会」において、システムマネジメント学科4年(受賞時は3年)前原研究室の学生の研究発表が「奨励賞」を受賞しました。
この学会は、エネルギー問題やIoT、VRやDXなどの分野において、21歳以下の高校生や大学生(3年生まで)を対象に、研究成果・社会への提言などを行う学会です。今回受賞した研究のタイトルは「視力回復を目的とした調節機能誘発型VR装置の試作」 です。バーチャルリアリティ技術による視力回復の可能性について検討し、開発したアプリケーションが高く評価されました。
「視力回復を目的とした調節機能誘発型VR装置の試作」

近年、若者を中心とした視力低下が社会的課題となる中、本プロジェクトではVR(Virtual Reality)技術を活用した新たな視力回復アプローチに取り組みました。先行研究では、遠近体操法・遠方凝視法・両眼立体視を取り入れたVRゲームにより視力改善が確認されていますが、従来のVR装置は焦点距離が固定されており、遠近体操法の効果を十分に引き出せないという課題がありました。
そこで、目のピント調節を担う毛様体筋の運動を能動的に促すため、焦点距離を変化させられる調節機能誘発型VR装置を試作しました。本装置は接眼レンズ、可動式の像調整用レンズ、ディスプレイなどで構成され、ラック・ピニオン機構により像調整用レンズを前後に移動させることで、目に入る光の焦点距離を変化させます。さらに、左右レンズ間距離や角度調整機能を備え、使用者に合わせた精密なセッティングが可能です。制御にはクラウド対応マイコン「obniz」を採用し、スマートフォンのブラウザからモーター制御や再生操作を実現しました。映像にはVR対応動画を用い、レンズ移動に合わせて遠距離・近距離映像を切り替えることで、物理的なピント変化と映像内の奥行きを一致させています。
試用実験では20名中約9割が明確な立体視を実感でき、VR装置としての基本性能が確認されました。今後はレンズ移動をより緩やかに行える構造の再検討や、装置動作と奥行き変化を高精度で同期させたオリジナルVR映像の制作を進め、視力回復への有効性を検証していきます。

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